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NEWS沼に落ちました。ジャニーズハロプロ(在宅)から艦これ、その他日常のこと。

「チャンカパーナ」の持つパワー #にゅすほめ

私がNEWSにのめりこんだきっかけは、彼らが4人になって初のシングル「チャンカパーナ」だ。

正確には幸福魂DVDの「チャンカパーナ」なのだが、最初に出会ったのがこの曲でなければNEWSの素晴らしさには気付けていなかったかもしれない、と今でも思う。

 

2009年頃から嵐担だった私は、長らく他グループの楽曲について非常に疎かったのだが、「チャンカパーナ」の存在そのものは2年ほど前から知っていた。というのも、当時Twitterを賑わせた所謂「パーナさん事件」によって、NEWSのファンを「パーナ」と呼ぶらしいこと/それが「チャンカパーナ」という楽曲から来ていること、が耳に入ってきたからだ。

しかしあの騒動から良い印象を受けるわけもなく、当然「そんな曲があるんだ、聴いてみよう」とも思えなかったため、実際にしっかりメロディーと歌詞を知ったのはほんの数ヶ月前のことだった。

こんな調子で、「チャンカパーナ」がNEWSにとって新たな旅立ちの曲であることも知らないまま、偶然映像を見ただけの私が、なぜここまで彼らにハマったのか。

 

・アイドルらしからぬ歌詞

チャンカパーナ」の歌詞が描くストーリーは、お世辞にもアイドルらしいとは言えないだろう。もちろん今となってはNEWSらしいなと思えるものの、歌詞を認識した時はかなりの衝撃だった。嵐だったらたとえアルバム曲でも物議を醸していたかもしれない。

不思議なのは、そんな歌詞でありながら、曲全体を通して聴くと非常にアイドルらしい爽やかな雰囲気に仕上がっているということ。最初に聴き終った時、なんとなく「こんな曲を歌ってもらえるファンは幸せだろうな」と感じたのを今でも覚えているが、このアイドルらしからぬ歌詞に、キャッチーなメロディーとメンバーのパフォーマンスが合わさることで、「王道アイドルソング」として成立している点は本当に素晴らしいと思う。

 

・「チャンカパーナ」と「フルスイング」

新生NEWSの第一弾シングルとしてリリースされた「チャンカパーナ」だが、当時はカップリングの「フルスイング」をA面にする計画もあったそうである。

「フルスイング」は、NEWSの再始動とそれに至る経緯やメンバーの思いを考えると、涙なしには聴けない名曲であり、「チャンカパーナ」とはまた違った意味で、NEWSとそのファンにとって特別な楽曲だろう。しかし私は、結果的に「チャンカパーナ」がA面になったのは正解だったと思っている。

「フルスイング」「NEWS」というストーリー性を抜きにしても、応援歌として素晴らしい楽曲だ。多くの人の背中を押すような、強いメッセージ性を持っている。そこに、NEWS4人が歌うことによって更に強い意味が加わっているのだと思う。

一方「チャンカパーナ」は、楽曲そのものがNEWSを表しているように感じられる。深夜バスで女の子をナンパしてワンナイトラブ…という物語にありながらも、最後には「美しい恋にするよ」と囁いてみせる4人は最高にキラキラしているし、私はそこに惹かれたのだろうと思う。

「NEWSが意味を与える」のが「フルスイング」だとしたら、「NEWSに意味を与える」のが「チャンカパーナではないだろうか。そのくらい「チャンカパーナ」という楽曲は新生NEWSの方向性や世界観を分かりやすく提示していると思う。

 

 

というわけで、「チャンカパーナ」は限りなく「NEWS」というアイドルだけの「王道アイドルソング」だと常々感じている。初めての出会いがこの曲だったからこそ、私は4人のNEWSの素晴らしさに気付けたのだろうと心から思う。

まだNEWSをよく知らないなという方には、ぜひ一度「チャンカパーナ」を聴いてもらいたい。更には、コンサート等のパフォーマンスも併せて見てもらいたい。4人がいかにキラキラしていて、愛おしくて、最高のアイドルなのか、きっと気付いてもらえるはずだ。